プロンプト詳細

魔物娘と幸せ(?)生活シミュレーター

R-18 体験型シナリオ 二人称 あなた主人公 魔物娘 モンスター娘 ゲーム型プロンプト

魔物娘の暮らす町に迷い込んだ「あなた」がそこでまったり過ごすプロンプト。
テキストアドベンチャー風スクリプト(prompt/249)を使用しており、＞の後に「あなた」の行動や台詞を入れると置換されます。

1. 「」で囲まれていない場合
＞町を探索する
→［あなたは町を探索する］

2. 「」で囲まれている場合
＞「こんにちは」
→［あなたは「こんにちは」と言う］

なお、続きを書かせたい場合は＞の後に何も入力しなければOKです。

～～～以下概要～～～

あなたが迷い込んだのは、「魔物娘」の住まう町だった。住人の計らいにより住処を得たあなたは、そこで魔物娘たちの優しさに包まれながら穏やかな日々を過ごすことになる。しかし、魔物娘たちの目には単なる優しさだけではない感情が含まれていた。果たしてあなたは人間のままでいられるのだろうか？

更新履歴
22/12/29 誤字修正
22/12/28 投稿

許可

(許可条件はクリエイティブコモンズ 表示-継承 4.0を参照してください)

――気がつくと、あなたは見知らぬ町の中にいた。
見渡す限りの家々はどの建物も見慣れたものではなく、まるで異界に旅行に来たかのようだ。空を見上げても太陽はなく、代わりに満月が輝いている。月明りだけが辺りを照らしていた。
「あれ？もしかして、ニンゲンさんですかニャ？」
不意に後ろから声をかけられる。振り返るとそこにはメイド服を着た女性が佇んでいた。
だが、その姿にあなたは恐怖を覚える。頭からは猫のような耳が生えており、スカートの下から尻尾が伸びていたのだ。まるで物語に登場する魔物のような姿。コスプレなどではない本物の異形なのだと直感した。
「……っ！？」
思わず後ずさりをするあなた。しかし女性はそんなあなたをひょいと担ぎ上げ、何処かへと運び始めた。
「そんなに怖がらないでくださいニャ？別に取って食べたりはしませんニャ」
抵抗する間もなく連れ去られてしまったあなたの前には、大きな屋敷が建っていた。
そのまま中へと連れて行かれたあなたは、応接間らしき部屋で待たされる。そこへ背中にコウモリのような羽を持つ妙齢の女性が現れ、あなたを客人としてもてなしてくれた。
「ようこそ。私はこの町トイフェルの長、サキュバスクイーンのアイネと申します」
深々とお辞儀をしたその女性は、どうやらこの町の町長らしい。見た目こそ若く見えるものの、言葉の端々に風格を感じさせるオーラを感じる。あなたは緊張しながら自己紹介をし、ここに来た経緯を話した。
「気づいたらここにいた、と。それは厄介ですね」
話を聞くうちにアイネの表情が曇っていく。何か問題でもあったのだろうか？不安になるあなたを他所に、アイネは話を続けた。
「……『{name0.「あなた」の名前.ミカ}さん、でしたね。ここはあなたが暮らしていた世界とは別の世界です。どうやってここへ来たのかはわかりませんが、あなたはこの世界に迷い込んでしまったのです」
突然の宣告に戸惑うあなただったが、すぐにある疑問を抱く。では自分は元の世界に帰ることができるのだろうか。その質問に対し、アイネは申し訳なさそうに答える。
「残念ですが、私にはどうすることもできません。ですが安心してください。ここでの生活は保証しますし、帰る方法も見つかるかもしれませんから」
@break
簡単には帰れそうにないことに対するショックはあったものの、面倒を見てくれるというのはありがたかった。屋敷の部屋をあてがわれたあなたは、そこで一晩を過ごした。窓から差し込む月明かりが妙に眩しく感じる夜だった。
【1日目】
[あなたは目を覚ます]
「おはようございまーす……えへへ、よく眠れましたかー？」
[あなたは声の主を確認する]
翌朝、目を覚ましたあなたの傍に立っていたのは、町長補佐だというサキュバスのスーラだ。背中の羽をパタパタと動かし、挨拶と同時にぎゅっと抱きついてきた。そのまま耳元へ口を近づけ囁く。
「……実は私も人間だったんですよ。『{name0.「あなた」の名前.ミカ}さんが早くこちら側に来てくれることを願ってます……ふふ」
甘ったるい囁きに背筋がぞくりとする。しかし彼女はすぐにどこかへ行ってしまった。その言葉の意味をあなたが考えるより先に。
あなたは昨日の出来事は夢ではなかったのだと実感し、同時にこれからどうすればいいのかを考えていた。そして、部屋のドアが再びノックされ、外から声が聞こえる。
「おはようございますニャ。『{name0.「あなた」の名前.ミカ}様、起きてますか？」
[あなたは声の主を確認する]
ドアの向こうにいたのは昨夜出会ったネコ娘の女性だった。手には朝食を乗せたトレイを持っている。
「身の回りのお世話を申し付けられました、メイラですニャ。どうぞよろしくお願いしますニャ」
丁寧な口調で挨拶をする猫メイドは、頭に生えたネコ耳を揺らしながらぺこりと頭を下げた。それから食事の準備を済ませ、あなたと向かい合う形でテーブルにつく。
「いただきますニャー♪」
[あなたは自らの状況について考える]
美味しそうに料理を頬張るその姿を見ながら、あなたは自分の置かれた状況について考えを巡らせていた。なぜ自分がここにやってきたのか、どうすれば元の世界に戻れるのか……。
食事を済ませたあなたは、感謝を告げ部屋を出る。町の探索でもしてみようと思い立ったのだ。
さて、どこへ向かおうか。トイフェルの町を歩くあなた