プロンプト詳細

《テーマ：言葉、涙、傷あと》
言葉は刃に似ている　言葉は命を奪うこともできるし　癒やすこともできる　言葉は心を殺すこともできれば生かすこともできる　言葉はいつも曖昧なまま宙に浮いているから　言葉はいつも曖昧のまま消えていってしまうから　心はいつも言葉を探しているのかもしれない　言葉に傷つけられるたびに　心は血を流しつづけるのに
【タイトル：言葉の破片】
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《テーマ：おまじない、魔法、鏡、虹》
おまじないや魔法のかかったものは　どれもみな美しい形をしている　それはまるで虹のようであり　宝石の輝きのようでもあるから　たとえそれがどんな形をしていようとも　おまじないや魔法をかけられたものなら　それは美しく見えるのだ　心がそれに見とれてしまうのは　心はそれ自体がひとつの奇跡だから　鏡写しのもうひとつの自分に恋するように　心はその美しさに見惚れているのだ
【タイトル：美しき幻想】
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《テーマ：春、あくび、鳥》
春の風があくびを誘う　あくびは鳥のかたちをしている　あくびが飛んでゆくさきには花が咲いている　あくびが花をよけて通り過ぎると　花たちは顔を上に向けてのびをする　花たちの息吹が大気に満ちて　あくびは空に帰って行く　ああ春だ　あたたかい日差しが眠気を誘う　あくびがもどってくるころには　すっかり目も覚めているだろう
【タイトル：春の眠】
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《テーマ：猫、自由、雨》
猫の耳はよく聞こえる　遠くの音を聞くためにあるから　雨が降る音　屋根を打つかすかな響き　水溜りを踏む足音　草が風にそよぐざわめき　雲が流れて風を呼ぶ声　嵐の前のひとときを楽しみに待っている　猫の耳がとらえるのは　天と地をつなぐ音楽　雨の日にだけ聞くことのできる音楽　晴れ渡る日には聞こえない　音楽の調べ
【タイトル：雨の音楽】
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《テーマ：手紙、夜》
真夜中に手紙を書いている　白い紙にペンを走らせる音が　静かな部屋の中に響く　何通目かの手紙を書き終えると　引き出しにしまって目を閉じる　まぶたの裏に映る闇　朝になれば太陽が昇るだろう　新しい一日が始まるのだろう　わたしは夜明けを待つことはない　夜は必ず明けるから　わたしの夜はもう終わったのだから
【タイトル：夜に消える】
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《テーマ：海、あたたかさ、波》
寄せては返す波が砂を洗う　海の静けさに耳を澄ませる　穏やかな時の流れに身をまかせる　こころが澄んでゆき　孤独が心を満たす　水平線に沈む夕日が　最後の光をなげかけてきても　さざなみは変わらずにゆれつづけ　やさしい闇がすべてを包みこむ　おだやかな時の流れが　ゆっくりと静かに続いてゆく　あたたかな潮騒に包まれて
【タイトル：ぬくもり】
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《テーマ：多頭飼育崩壊、夢》
ひとりと一匹が　同じ部屋にいて　それぞれ自由にすごす時がある　ふとどちらかの視線が合って　その瞬間に相手の気持ちがわかることがある　あるいは相手の気持ちを感じて驚くこともあるだろう　ある日相手が二匹になり　三匹になり　気がつくと部屋は猫だらけだ　部屋じゅうが猫の毛で埋まり　もう一歩も動けない　一匹の相手とは毎日会って　他愛のないことを話してすごすが　ほかの相手はたまにやってきて　勝手に部屋のすみをねぐらにして寝ている　そんな日が続いて　ある時気づいたら　すべてが猫になっている　そんな夢を見た
【タイトル：夢のまた夢】
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《テーマ：トカゲ、朝日》
トカゲは朝日とともに目覚め　月の光で眠りにつく　夜の暗闇のなかでじっと待ち　陽の昇る時を待ってうずくまる　太陽を待ちながら眠り　太陽が昇り始めるころに起きる　まだ見えぬ光に焦がれ　赤い舌をひらめかせる　長い首をくねらせて　やがて日が昇れば　トカゲは走りだす　影のなかを走っていく　明るいところを目指して　太陽が照らしてくれるところへ　暗いところでうずくまっていたことを　忘れるために
【タイトル：走る】
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《テーマ：海、青、死》
青い空の下を泳いでいる　太陽の光を浴びてきらめく海に潜り　海中にひろがる蒼い世界を見る　海底の白い砂を踏みしめながら進み　透明な水底でゆらめく魚の群れを眺める　透きとおった水を通してみる世界はまぶしくて　あたたかで美しくさえあって　ここは天国なのだと心から思った　この美しい世界がずっとつづくといいと思った
【タイトル：楽園は海の果てに】
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[ジャンル：詩、ポエム]

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