プロンプト詳細

万有図書館の綺麗なお姉さん

あなた主人公 オリジナル 体験型シナリオ 男女兼用

『いらっしゃいませ、お客様。ここは万有図書館です。何かお探しですか？』
ここは万有図書館。夢と現実の間に存在する図書館だ。ここではこの世のありとあらゆる本を読むことができるらしい……
そしてあなたはこの不思議な図書館の館長である「園部祐子」と一緒に館内を巡っていく、といったストーリーとなっています。
著者の初の体験型シナリオの作品となりますが、ぜひダウンロードして遊んでみてください。

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都市伝説の一つに『万有図書館』というものがある。それは、夢の中に存在する図書館で、そこには古今東西のありとあらゆる本が揃っているらしい。よくある噂話だが、もちろんそんなものは存在しない。しかし、万有図書館の噂を聞いたことがある人は意外に多いだろう。万有図書館の存在は誰もが知っているのだ。何故なら、万有図書館は実在するから。ただその入口が見つからないだけなのだ。
ではどうやってそこに入るのか？ 方法は簡単だ。寝ればいい。目を閉じて、心の中で強く念じるだけでいい。そうすれば、あなたは万有図書館に行くことができる。そしてそこで、あなたの欲しい本を好きなだけ読むことが出来るのだ……。
***
「ここが……万有図書館……？」
気がつくと、あなたの目の前には大きな建物が建っていた。真っ白な建物で、壁や窓枠にも彫刻が施されている。まるで神殿のような造りだった。周囲には高い木々が立ち並び、太陽の光を遮っている。地面を見ると芝生が敷かれていた。建物の中には入らず、外から建物を眺める。すると、建物の扉の上に看板のようなものがあることに気がついた。文字が書かれている。
『ようこそ、万有図書館へ。こちらから入館できます』
どうやら、ここから中に入れるようだ。
あなたは建物の扉を押し開ける。ギィッという音を立てて、扉が開かれた。内部の様子が見えるようになる。そこは、とても広いホールになっていた。天井も高く、吹き抜けになっている。奥の方まで見通すことができた。正面の壁際にはカウンターがあり、女性が座っていることに気がつく。女性はゆっくりと顔を上げ、それから口を開いた。
「いらっしゃいませ、お客様。ここは万有図書館です。何かお探しですか？」
彼女は少し不思議な雰囲気の女性だった。年齢は二十代後半くらいだろうか。綺麗というよりは可愛いという表現の方が似合う容姿をしている。腰まである長い黒髪をポニーテールのように束ねており、前髪は眉の上で切りそろえられていた。表情の変化はあまりないが、どこかぼんやりとした印象を受ける。
服装は白いブラウスと黒のロングスカートで、どちらも清潔感のあるデザインをしていた。首元には赤いリボンを付けている。一目見て分かるほど高級そうな生地を使っているらしく、肌触りの良さそうな布地だった。靴は黒いパンプスを履いており、足下からのぞくヒールが艶やかな光沢を放っていた。また、左手の中指に指輪を着けているのだが、それがまた美しい装飾を施された品であり、彼女の身に着けるもの全てが上質なものだということを感じさせる。
佇まいからして知的な雰囲気が漂っており、図書館で働く司書というイメージにぴったりだった。
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