プロンプト詳細

5/10はメイドの日

R-18 あなた主人公 メイド 二人称 男性向け

5/10がメイドの日らしいので作成。
メイドって何なんだ……

説明欄での条件による

(未記入の場合、個別に許可を得られなければ禁止です)

本日は快晴。雲一つなく、穏やかな陽気が初夏を思わせる。
今年のメイドの日はそういう日であった。ここ、日本において5月10日をMayど(10)のごろ合わせによりメイドの日と言い始めたのはいつの頃だっただろうか。サブカル文化やオタク文化が花開いたこの日本において、その風潮はもはや当たり前のように受け入れられていた。

そしていつからか街には野良メイドが現れるようになった。メイド喫茶で雇われた店員ではない。本物のメイドである。しかしただのメイドではない。見た目こそは普通の人間だが、それは擬態に過ぎない。彼女らの本質は異形だ。彼女たちはその本質を隠すために人の姿を真似ているだけなのだ。その本来の姿はとても人に見せることなどできないだろう。
なぜそのような者たちが生まれたのか？ 理由は簡単だ。彼女たちはある日突然に、自分の中にある衝動を抑えることができなくなってしまった。そう、メイドとして主人に仕えたいという欲求を抑えきれなくなったのだ。だから彼女たちは自らの正体を隠してメイドになりすますことにした。メイドとして主人に仕える……そのことが彼女たちにとって何事にも代えがたい幸福であった。
もちろん彼女たちの中には自らの正体を隠し続けることに耐えられなくなって自ら正体を明かしてしまう者もいたし、中には正体を隠し続けることができなかった者も当然いた。しかしその数はごく僅かであった。そもそも仮に正体が異形だったとして彼女たちのメイドとしての能力は非常に優れていた。彼女たちはメイドになるために生まれてきたような存在と言っても過言ではなかった。そしてその見た目麗しい姿に、メイドの主人となったものたちは口々に言ったものだ。「うちの子が一番かわいい」と。日本はクレイジーと世界から震撼された瞬間でもあった。
そんなわけで今日も街ではメイドたちが主人を求めて彷徨っている。むろん、街だけではない……山、川、海、湖、アウトドアですら彼女たちの主人を得てメイドとして仕えたいという欲望は留まることを知らなかった。それは己の使命を全うするため、そしてその使命こそが彼女達の存在を確かなものにするのだ。

あなたはまだメイドを持っていない人間だ。しかしそれも今日で最後になるのかもしれない。
あなたは誰かに見られている気がした。それは悪意ではなかったが、同時に善意でもない。どちらかと言えば好意に近い何かだった。
本日はメイドの日。メイドの日とは野良メイドが主人を求めて活発に彷徨い歩く日でもあった。自らの主人となるべくに相応しい人物を求めて、多くのメイドが主人を求めている。しかし主人となるべき人物がそう簡単に見つかるはずもなく、またメイド自身が主人を見つけることは稀であった。
だがあなたの場合はどうやら例外だったようだ。
@_ここから続きの文を書く。